あかるい まよなか

絵を、もっとたのしもう。 アートセラピスト はなおか さなえのBlog

こども×表現を語る会

先日、《こども×表現を語る会》に参加してきました。
友人の保育士さん、ぐっちが主催しているこども界というコミュニティー。
こども界は、保育士、教師、親、イベンター、カメラマンなど…
いろんな立場からこどもに関わるおとな達の素敵な秘密の集まり…♡
基本的にはSNS上での情報交換がメインで、時々数人で集まってお話をしたり、
学ぶ時間を企画しています。

今回は、わたしの「やりたーい!」の声で実現した《こども×表現》の会
児童館での保育士、学童の施設長、そしてアートセラピスト。

それぞれの立場から、こどもの表現に関してカフェにてゆるーりと。
そして、ときにアツく…!お話してきました。
現場で長年、親子に関わっているお二人の生の声を聞けたことは、いろんな面で刺激になりました。

 

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わたしは、こどもと関わるおとなが、純粋に表現を楽しんだり、アートによって心が解放され、癒されるような時間を作っていきたい。

それは、アートセラピーを勉強し始めた時から思っていた事なのだけど
今回、改めて実感。

こどもの表現は、本来生まれながらにして備わっている自由なもの。
その表現に基準を作るのは、いつだって周りにいる大人。
その大人が、いつも柔らかで大きな心でこども達の表現を受け止めることが出来たら…。
それはきっと、こども達の造性は豊かに広がり続ける。
そして、それが生きる喜びにつながっていくって信じている。

おとなたちが柔らかなこころでいるには、どうしたらいい??
おとなは、みんな一生懸命。沢山働いている。

こどもたちの未来を一生懸命考えて、悩んで、動きまわって。
そんな愛情深くって、一生懸命なおとなたちだからこそ…
自分を大切にする時間を少しでも作ってあげれたら。

楽しい♪嬉しい♪しあわせ。
効率とか、時間とか、気にせず。
少しの時間だけでも、そんな心の声に耳を傾けられたら。


アートに出来ることが沢山あると、わたしは思っている。

あーまだまだ勉強したいことが山盛り。
表現について想いを巡らせる時間は、楽しくてたまらない。
いろんな場所で生きるひととお話することは、たくさんの発見があります。

シードーム作りに挑戦

10月こどものアート教室OPENに向けて、着々と準備を進めております。
8月には、清瀬の公民館でこどもアート教室の体験会をやります。

どんな風にやったら、楽しんでもらえるかなー?
夏休みの1日が、思い出に残る楽しい1日になったらいいなあ♪
表現することの面白さや、自分にも出来た!という自信を少しでも感じて
もらえたら嬉しいなあ♪
そして何より、秋から一緒に楽しんでいく仲間たちが見つかったら最高だな♪

…そんな想いで準備中です。

今回の体験会では、スノードームならぬ『シードーム』作りを計画中です。
クリスマスシーズンに目にする機会の多いスノードーム。
幻想的な小さな世界は、美しくて、ファンタジックで大人も子どもも
大好きだと思います。
そんなスノードーム。実は身近な材料で簡単に作れてしまうのです^^
今回は夏なので、海の中の世界をみんなで表現したいと思います。
もちろん、海だけじゃなくって プールや宇宙や夜空でも。
真夏に降る雪でも、面白いかも~♪^^

先日、おともだちと一緒に試作をしてみました。

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たくさんの素材が集まるので、それだけでワクワク。

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わいわいとお喋りしながら、女子会のような時間。
かなーり楽しんでいた女子たち。いずれ、おとな向けの会でもやろうかな♪

どんな素材を入れたら綺麗にできるかな?楽しい素材集めは続きます。
8月が今から待ち遠しい~♪

アラヤシキの住人たち

あなたという人は地球始まって以来、絶対いなかったはずです。

あなたという人は地球が滅びるまで出てこないはずなんです。

わたくしはそう思っています。

−−−宮嶋眞一郎

 

学生のとき、実習生として2週間生活をした長野の小谷村にある
真木共働学舎 創設者の故 宮嶋眞一郎さんのことば。

そんな真木の生活が映画になり、見に行ってきました。
(共働学舎についてはこちら

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実習にいったのは、もう6年前。
その間に少しも変わらないものと、
少しずつ変わっていくもの
そのどちらも強く感じて、
ああ、これは生きていることそのものだなあと思った。

 

ひとつの命が終わり、
新しい命がうまれる


おなじことを繰り返しながら、おなじだけどおなじじゃなくて
ただ、そこに生きている 人と自然。すべてのいのち。

ふつうに生きるひとの物語こそ ふつうではなくおもしろい
ふつうに生きるひとの人生に触れることは すごく、愛おしい

それを、おもしろいと、愛おしいと、
思えるわたしにまた出逢えたこと。
「ああ、おかえり」ってうれしくなった。
うんうん、私は、そうこなくっちゃ。って。

自分の軸にもどされた、なんだかそんな感覚の時間
いまのわたしに、すごく必要な映画でした。

映像や音がすごく綺麗だし、何より登場するメンバーのひとりひとりが
愛おしくてたまらない◎
たくさんの方にみて頂きたいなあ。わたしはもう一回いきたい^^

*アラヤシキの住人たち*http://arayashiki-movie.jp

絵で想いを伝える。ギフトオーダーお受けします♪

《オリジナルイラストオーダー受付中》

あなた色×わたしのカタチ=大切なひとへ届けたい想い

イラストオーダーのご依頼、頂いています。

今までは、個人的に声をかけて下さった方に個別でお応えするかたちで対応していましたが、7月には自身の活動《アトリエ はなうた》のHPもOPEN予定。

今夏より、本格的にお受けしていく予定です♪
そこで、OPEN前にはなりますが、プレOPENとしてご依頼をお受けしています^^

《ギフトオーダーへの想い》

まずはじめにお伝えすること。
わたしは、イラストの勉強をしたことはありません。
美術の専門の学校を出てもいません。
正直、技術面だけでいうならば、プロのイラストレーターさんと比べると雲泥の差があると思っています。技術的に優れていて、綺麗な絵をお求めでしたら、きっと他にも素晴らしいクリエーターの方はいると思っています。

私の本業は、あくまでもアートセラピスト。
人の表現を引き出し、受け止めるお仕事です。
だから、自分自身イラストレーターを名乗っていいものなのか、正直迷い迷いの中、思考錯誤しながら活動しています。
それでも、こうしてイラストレーターとして声をあげています。

理由はシンプルに、わたしは絵を描くことが大好きだから

わたしには、全力ではなおか さなえとして生きる事を仕事にしたいという願いがあります。自分の好きなことを通して、お金というカタチで豊かさを受けとり、そんな有難いお金で生活していく。そして、そのお金を同じような想いで生きる人へと渡す。
こんな循環が生まれて、好き!という気持ちを大切に生きていく人がもっと増えていったら・・・。
そんな、楽しくて、HAPPYなこと。他にはない!と思っています。

そして、もうひとつ。
わたしには、絵を通してこころがつがる瞬間を生み出していきたい
という想いがあります。

《つながる》というと、人によっては分かりにくい感覚かもしれません。
例えるならば、手紙をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
手紙が、ポストに届くと、なんだかそれだけでわくわくドキドキ。嬉しくなっちゃいますよね。手紙の封を開け、そこに並ぶ文字を読む。
なんだかそれだけで、相手の匂いや温度まで伝わってくるようで、相手との距離がすこし縮まったような。ああ、こんな事思っていたのね、と気恥ずかしくなるような。
でも、やっぱりあったかい気持ちになって、うれしくって、こころがぎゅうってなるような。
うー。うまく伝えられないのですが、要するに

言葉にできない想いを絵にのせて届けるお手伝いをしたい。

…なのです!
わたしは、全てを自分自身の感性に委ねられる自由な創作よりも、誰かの想いを受け、その想いを大切に大切に、一緒に作り上げていくような作品作りがすごくスキです。
音楽でいうならば、独奏よりも断然オーケストラやバンド派。
誰かと一緒に、何かを創りあげる時間が大好きです。

 

昨年、わたしは自身の両親に手紙を書きました。
今までも、ありがとうの気持ちを綴る手紙を贈ったことはありましたが、その時、産まれて初めて両親に対する憎しみや、怒りや、憤り。そんな感情を含んだ言葉を手紙にして送りました。
自分が次のステージに向かうために、どうしてもそうしたくてそうしたのですが、手紙という伝え方を選んだ時。どうしたって言葉に出来ないような複雑な想いが出てくる。
だから、自分の持っていることばだけでは伝えられないような、いろんな気持ちを込めて。
ふたりの似顔絵を描くことにしたのです。

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ことばにできないことの方が、どうしても多くって。
それでも描くことで、100パーセントの想いをのせて伝えられた…と思って描き、プレゼントしました。

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そして、この絵は、約20年前。まだ、字を書く事も出来ない頃のわたしが描いた両親。
「なんて愛に溢れた絵だろう…」

実家に帰った時に見つけ、強くココロ惹かれた一枚。

大好きだという気持ちがつまった一枚。

わたしの原点は、きっとここなんだと思います。


あなたのいろんな想いを、わたしの描く絵にのせて。
大切な人に、少しでも温かく届けるお手伝いがしたい。


ここでいう<大切なひと>には、《あなた自身》も含みます。

たとえば…自分のお誕生日記念に自分自身の絵を残したい。
普段頑張っている自分に、元気が出るような携帯電話のカバーが欲しい。

そのようなご依頼も、もちろん大歓迎です♪
自分は自分の一生離れられないパートナー!

 

過去にお受けした作品としては、

結婚式のウェルカムボード
作成の際には、式のイメージやお二人が結婚に至るまでのエピソード。ふたりの関係性…なども伺いながら、イメージを作りあげていきました。

小学校の先生からは、離任する際にクラスのこども達へ贈ることばを綴るためのメッセージカード。一人ひとりの性格や、思い出も踏まえて、自分の生徒のような気持ちで描かせて頂きました。

 オリジナルiphoneケースも作らせていただきました。
好きな色はもちろん、モチーフや、絵に描かれるストーリー。
その人への想いが一番伝わるようなデザインを一緒に考えさせて下さい!

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*詳細*

納期作品にもよりますが、打ち合わせ含め、1カ月程度になります

◎デザインのご相談、ご提案(ラフ画作成)に関しては無料で対応させて頂きます。
◎打ち合わせは、基本メールやSkypeでの対応になります。贈るお相手の写真を見ながら、お話をさせていただきます。
◎納得行くまで、デザインのご相談には対応させて頂きます。

料金
☆OPEN前の特別価格での募集になりますので、現時点でのメニュー&料金設定になります。

   《似顔絵色紙》¥8000
    ※一般的な色紙サイズ(273×243mm)
  《似顔絵ポストカード》片面¥3000 両面¥6000
    ※一般的なはがきサイズ
  《i phone ケース》¥5000
    ※i phone5/5s/6対応
    ※androidご相談下さい。

◎お願い◎HPでの作品写真紹介と簡単なご感想を頂くことに、ご協力お願いします。

※料金には送料、画材費が含まれています。

※額が必要な方は、別途実費でご準備させて頂きます。

※料金の分割払いにもご対応させて頂きますので、ご相談下さい。

◎他にも、こんなのは出来ますか?というお問い合わせをいただければ、可能な範囲で一緒に考えさせて頂きます。
◎オーダー以外の普段製作しているイラスト画像をお見せすることも出来ますので、気になる方はお問い合わせ下さい。

◎画材に関してはご依頼にもよりますが、基本的にはアクリル絵の具、透明水彩絵の具、水彩色鉛筆、マーカーペンなどを使用しています。
詳細が気になる方はお気軽にお問い合わせください。


*お申込み・お問い合わせは お気軽に、こちらまで*

<hanaoka.sanae@gmail.com>

もしくはfacebookメッセージまで◎

絵と仲良くなる会vol.4 森とアート~春色カードスタンド作り~

春の豊かな色どりが、とっても嬉しい日曜日。
絵と仲良くなる会vol.4 森とアート~春色カードスタンド作り~が行われました。

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今回は、森の人 まこっちの活動、Wood Joy!とのコラボイベント。
まこっちは、日本の豊かな森と人々を繋ぐという想いで活動をする木工職人さんであり、森林インストラクターさんなのです!

(まこっちの工房のHPはこちら。オーダーメイドの木工や、手作りお箸のキット作成などを手掛けています♪)

・・・ということで、今回はまこっちの木工体験&はなおかの絵を楽しむ時間、そしてはなおか主催のワークショップでは初の造形アート作り♡と、もりだくさんな会となりました。


まずはベースになる丸太切りと、カードスタンド部分になる枝をのこぎりで切るところからスタートです。

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まこっち先生の木についてのレクチャーも挟みながらの、のこぎり作業。
直径20cm弱の丸太切り。
これが、簡単そうに見えても、結構大変な作業なのです。
額には、汗がじんわり・・・
丸太の厚みは参加者さんにおまかせしたので、この時点で既に個性が出ていました。

切り終えると、次は飾り付けです。
色とりどりのお花やフェルトボール、自然物や動物モチーフを思い思いに飾り付けていきます。

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同じようなモチーフを使っていても、全く違う作品になります。
造形作品も、絵と同じ。その人そのものなのです。

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飾り付けを終えると、今度は絵のじかん。
今回の画材には、柔らかい質感と優しい色合いが今の季節にぴったりなソフトパステルを選びました。

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参加者の方は、パステルに初めて触れる方ばかりだったので、興味深々。
こんな風に使うと面白いですよ、という提案をすると、それをすぐにやってみようとする、好奇心旺盛な方ばかりでした。
パステルは、指を使ってぼかしてみたり、描くことが出来る画材。指を使って描く事で、まるで心のマッサージのような、癒し効果があるといわれています。
指にパステルをつけて、紙をなでるのはとっても気持ちがいい。

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「自分に正直になれる時間だった」「最近イライラしていたけれど、色は意外に明るい色合いになった」など、沢山の気づきがあったようです。よかったー。

カードスタンド&アート。
とってもいいかんじ…!わたしが欲しいくらいです(笑)

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《アート》している時のひとの顔、わたしはとっても大好きです。
自分の中から生まれる感覚との出会いを大切に、1つ1つカタチを生み出していく姿は、力強くもあり、時にはっとする程美しい。
本当に、その人が生きる姿そのものだなあ、と思うのです。

またひとつ、そんな姿がこころに刻まれたこと。
わたしにとっても、とても幸せな時間となりました。

森とアート。今後もコラボの活動を楽しんでいく予定です♪

ぜひ次回をお楽しみに・・・

アースディ いのちの森

 

 4月18日19日に、明治神宮で開催された『アースディいのちの森』にブース出展スタッフとして参加してきました。
お世話になっているりんぱぱさんの活動、あそびサンタのメンバーとして、昨年に引き続き2度目の参加。

アースディいのちの森は、代々木公園で毎年開催されているEarth Day東京の姉妹イベント。お祭りとしてにぎやかに楽しめるEarth Day東京とはまた違って、お金が一切発生しない、ひとりひとりの想いが集まって成り立つ暖かく、のんびりとした雰囲気のイベントです。
意外と知られていないようですが、明治神宮の自然は本当にすごいです。
なんていうのかな、原宿の都会から急に、どこか遠くに来たみたいな感覚。
森に行った時と近い感じがする。
すべて人工の森。都心にこんな豊かな森があるのは、先人のおかげですね。

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たんぽぽがとても綺麗だった。

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私たちのブース、透明なビニールシート使って森や空に溶け込むお絵描きするコーナー。

f:id:hanaokasanae:20150426111733j:plain小さなシートに描いて、いろんな場所に移動させて写真撮ってみたり。

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大きなシートは、描いた後に空に重ねてみると…まるで空にお絵描きしたみたい。
こどもたちはもちろんのこと、大人の方もこども達が楽しむ姿見ながら、「おもしろいですねー!」と楽しんでいました♪

今回は横断幕やのぼりも描かせていただき、とてもいい経験ができました。

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仲間たちとジャンプ♪

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絵となかよくなる会コラボ企画『森とアート』開催のお知らせ

4月の絵となかよくなる会は、木工職人であり、森の人であるまこっちとのコラボ♪
アートと森のコラボ。面白くなること間違い無し!
今週末ですが、まだ空きがあるのでお時間ある方は是非、遊びに来てください。
母の日のプレゼントにもおすすめです。

 【Wood Joy! × 絵となかよくなる会】 

*オシャレに森とつながる癒しのアートプログラム*

森の人 まこっちのイベント「Wood joy!」と
アートセラピスト はなちゃんの「絵となかよくなる会」の
コラボイベントです♪

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今回は、春を感じるカードスタンドを作ります。
使用するのは、高尾山の裏で伐り出した間伐材
これを、のこぎりを使って切るところからチャレンジします!
植物の色や形が、似ているようで一つ一つ違っているように、アートも同じような素材を使って作っても、ひとつとして同じ作品はできません。
様々な素材に触れながら、あなたらしい春を表現してみませんか?

日時:4/26(日)14:00~17:00
場所:清瀬 ハグハウス(西武池袋線 清瀬駅から徒歩10分)
※詳しい場所は参加者様にお伝えします
定員:6~8名
参加費:3500円(材料費込)
持ち物:手袋(滑り止めつき)・汚れても良い服装
申し込み:hanaoka.sanae@gmail.com までお名前、ご連絡先明記の上お申し込み下さい

* 講師プロフィール*

森林インストラクター 鈴木 誠
森の人 まこっち。
野山を駆け巡りつつ、自然体験や森林整備ボランティアの指導などを行い、人と森の結び手となるべく活動している。
国産木材の普及・利用促進を目指し、ハグハウスに隣接するアトリエで、木製品の製作や木工ワークショップも行う。

HP 夢工房 ポラーノ http://polano.jimdo.com/

アートセラピスト 花岡沙奈恵 はなちゃん
自身が絵を描くことで救われてきた経験から、アートセラピストを目指す。昨年より、活動を始め、月に1回の絵となかよくなる会の開催、アートセラピー個人カウンセリングなど、アートと人のこころをテーマに活動中。
今秋にこどもアート教室をオープン予定。

 

さようなら展

Blogで紹介することもできなかったほど。風のように過ぎ去っていった『さようなら展』

3月、アートセラピストの仲間たちと共に開催したグループ展。

 

はじまりは、短大の写真部時代の友人アーティストk.a.n.aちゃんからのお誘い。

k.a.n.aちゃんが務めるアートギャラリー&ホールに併設する小さなカフェ槐太で、展示をする人を募集していたのです。
ひとりで開催するには、まだまだ勇気が足りないわたしは4人の個性豊かな仲間と一緒に展示をすることにしました。

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仲間たちに力を借りながら、こんな素敵なDMも作ることが出来ました。

アートを愛し、アートに力をもらいながら生きてきた仲間たちです。

仲間たちと素晴らしい時間を共有できたことに、心よりありがとう。

 


「よろこびの音」 

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絵を、描くことが大好きです。

描いた絵を、人に見てもらうことも とてもうれしくて、とてもスキです。
いままで、見てくれた人によろこんで欲しくて、
誰かのこころがよろこぶ絵ばかり描いてきた気がします。

 

あるとき、誰かが上手だと思うもの。誰かが素晴らしいと褒めるもの。
そんなことばかりを気にしながら絵を描く自分が、とてもイヤになりました。

わたしのこころは、気まぐれなので、
もしかしたら、いつかまた、スキになるかもしれないです。
でも、今は なんだかイヤな気分なのです。

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 さようなら、ということばを受け止め、イメージしたとき。
わたしの中には、さようならしたい自分が見えてきました。

よく思われたい自分。
評価されたい自分。
きれいに仕上げようとする自分。

 
そんな自分も自分。
だから、キライではないのだけれど。 
今は少しだけ、さようならしていたいんだ。
ただ、創るよろこびを感じたいんだ。

 (作品の紹介文より)

「きく」を味わうこと

少し前になりますが、おもしろい会に参加してきました。
その名も「きくってなんだろうね?」の会。
名前の通り、「きく」ってなに?ということを、みんなでお話する会。
(このタイトル、とってもわかりやすくてよい♪)
この会は、「きく」ことが大好きで、「きく」に関してのいろんな面白い活動をしている、友人のよししげが主催している。

よししげとは、知り合ってから1年くらい。

その間、実際に会った回数は数える程なのですが、なぜか、会うたびに懐かしさを覚える不思議なひと。

そんなよししげの紡ぐことばは興味深くて、なんとなくじぶんの感覚に近いかんじがすることもあり、こころにすーっと入ってくる表現だなあと思う。

(以下よししげのBlogより)

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ぼくには、
「きく」ということがもっと楽しいと思えたらいい。
という想いがあります。

特殊なスキルを必要とする
ライターさんや、先生などに限らず、
もっと広い範囲で、色んな背景の人達に
「きくこと」の楽しさにふれて欲しい。

親子で話を楽しみ合うことができるような、
夫婦でちゃんと話せるような、
そんなふうになったらいいと思う。

そういうわけで2月から月一で、
「きくってなんだろね?」というテーマで、
はなしあう、ききあう場をつくることにしました。

これは一体どんな場だ?というと、
皆で「きく」ことについて考えたり、
考えたことをやってみたりする時間に
なったら良いと思っています。

それぞれにキッカケをつかんで、
それぞれの日常にもって帰って試行錯誤していけるような、
そんなきっかけになったらよい。

「きくってなんだろうね?」

きく、なんて呼吸するのとおんなじくらい当たり前にしていること。 

だれでも毎日している「きく」という当たり前の行為が楽しいものになったら、毎日が今よりちょっと、楽しくなるんじゃないかなあ?とわたしも思う。 
(多分、「きく」の他にも「みる」とか「あるく」とかそういうのを掘っていくのも面白いと思う。)
少なくともわたしは「きくってなんだろうね?」の会に参加をして「きく」ことが前よりも楽しいと思うようになった。
それは、会の中で、すごくピンっとくることばに出会ったことが大きい。
ある参加者の方が言っていた、
「音楽をきくように話をきく」ということば。
このことばを聞いたとき、ああ。それだー!!と、すごく納得した。

 

というのも、わたしは普段、人の話をちゃんと話を聞いていない。笑
…というと語弊があるかもしれないけれど、実際首振り人形みたいに適当に相槌していることがよくある。笑
(お仕事で聞いているときはまた別のきき方をしているので、ちゃんと聞いてます)
だから、その人が話を終えたときに、仮にそれを説明してと言われたとしても、きっとほとんど話せない。
話の中で相手が発する言葉のひとつひとつを、意味を考えながら、丁寧に聞いていないんだとおもう。
じゃあ、ききながら何をしているの?というと、(ぼーっとしてるだけじゃないよ!笑)

わたしは、その人の存在を感じている。

ことばにすると難しいのだけれど、それが「音楽をきくように話をきく」ということばがしっくりきた感覚。

音楽をきくとき、わたしは音楽全体を味わうように聞く。
優しい感じの曲、力強い歌声、かわいい音…
曲全体の雰囲気を捉えながら、曲の流れや、盛り上がるところ

そして時に歌詞の意味を考えたり、自分と照らし合わせながら全体を感じて、音を楽しむのだと思う。譜面を考えながら、この音は何の音で、ここではこの楽器が出てきて…と
頭を使って、考えながら音楽を楽しむことは、ほとんどない。
その感覚が、人の話をきいている時の感覚とぴったりだと気づいた。

しっくりきたその感覚を持ち帰って、日々「きいている」のだけれど、とてもおもしろい。
これまでずっと当たり前にしてきた、きき方ではあるんだけれど、自分がどんなきき方をしているのか、客観的に捉えられるようになったことで、少しきき方の選択肢が増えたんじゃないかなあと思う。
「きく」はこれからもずっと続いていく。
じぶんが変化していくのと一緒に、「きく」も変化していくと思う。その変化を味わうことは、そのまま日々の豊かさにつながると思う。

たのしみだな。

 

当日のお話はここによししげがまとめてくれているので、

是非読んでみてください。面白いです^^

そして参加したら、もっと面白いです^^
4月3日には第三回の会が開催されるようです。
よかったらふらりと行ってみては、どうですか? 
 

その手が一番好きな絵

先日、手でお絵描きをするワークショップに参加してきました。

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写真が素敵なので、盛りだくさんの写真でお送りします^^

 

集合して、 自己紹介をしてから…

早速絵の具を出して、絵を描こう!

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…と思いきや!?

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なんと、顔をキャンバスにお絵描き!!!!

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これが大盛り上がり!!

初めましての方も多い場で、始めは少しみんなドキドキしていましたが、

お互いの顔に描きあうことで、少しずつこころの距離が縮まって。

描き終わる頃には、同じ部族の仲間になったかの様な気分(笑)

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最後は、こんな感じにみんなやりたい放題。(笑)

 

こころもからだもぽかぽかしてきたところで、

いよいよお待ちかねの、お絵描きタイム♪

まずはみんなで共同制作です。

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絵具を手にとって、どんどん色を重ねていきます。

一瞬、一瞬変わっていく絵。

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たったの10分、それぞれのエネルギーが混ざり合い、時にぶつかり合い。

色が生きているみたい。絵に命が宿っている。

はぁ、なんだかもう。今見返してみても、にやにやしてしまうくらい楽しかった♡

 

そのあとは、個人の製作。時間はたっぷり1時間。

自分の真ん中を感じながら、思い思いの絵を描いていきます。

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それぞれが、自分にとって充実した時間を過ごす中、

わたしの1時間は、幼いこどもたちの世界と、少しだけ近づけた時間になったような気がする。

足の上へと垂れる絵具も気にせず、

自分の中にいる小さなこどもの声がいつもより大きく聞こえた。

 

新しい色を使いたいな。

上から絵具を飛ばしてみたい。

あの人のやってるのも楽しそう。

いいや、やっぱつまんない。

 

想像でしかないのだけれど、幼いこどもたちはきっとこんな感覚で

純粋なよろこびを感じながら、アートを楽しんでいるのではないかなあと、

青空教室で一緒にお絵描きしたこどもたちの顔を思い出した。

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作品はこんな感じに完成しました。

楽しい!っていうのがとても伝わってくる作品になっていますが…

実は作品より、この手が気に入ってたりする(笑)

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こどもたちが、こんな手ですり寄ってきたら「うん、これもいい絵だね!」って、

そのプロセスをも愛おしく、大切に受け止めてあげたいなあ、なんて思えた時間でした。

楽しかったので、またやりたいなー♪

大人にこそ、おバカになれる場が必要^^